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#03 就活×留学インタビュー

更新日:2021年11月6日

こんにちは!中西です!


「留学って就活に役立つってほんと???」


今回は多くの大学1,2年生が抱える疑問に答えるべく、2人の留学経験のある4年生にインタビューしてきました!

~登場人物~


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中西(以下な):インタビュアー

ニューサウスウェールズ大学に短期留学。 長期留学経験はなし。


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Tさん(以下T):

ペンシルベニア大学ウォートン校に留学

戦略系コンサル企業に来春入社予定


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Mさん(以下M):

ポンペウファブラ大学(スペイン・バルセロナ)に留学

外資系コンサル企業に来春入社予定。


な:

こんにちは!今日は留学と就活に関して色々聞いていければと思います!

よろしくお願いします!

T・M:

よろしくお願いします!!

~留学の学チカ編~

な:

早速、1,2年生が気になっているであろう、学チカについて聞いていこうと思うんですけど、お2人って留学でどんな学チカを書いていましたか?

✎学チカって?

「学生時代に力を入れたことは?」の略です。 ES(エントリーシート)や面接で志望理由とともに一番聞かれる質問! 学チカをうまく話せるかどうかが合否に直結するといっても過言ではありません。 留学の話も大きく分類すると、学チカに入ります。

Tさん:

実は留学の学チカはあんまり使ってはなかったんですけど、こんな感じです!

留学中に新しい家探しのために家主と家賃の交渉をしたことだ。

きっかけはコロナ禍で、住んでいた寮が閉鎖されたことだ。課題は知人の伝手で探してきた家主が法外な家賃を要求してきたことだ。原因は、私の家がなく後がない状況を彼らが知っていたため、私に交渉力がなかったことだ。これに対処すべく、複数の家主と同時に交渉を行い、私は選択肢という形で交渉力を手にした。結果として家賃を下げ、新しい家を借りることができた。この経験から、困難な状況でも粘り強く解決策を模索すれば、課題を解決することができると学んだ

な:

ありがとうございます!実際、留学の話って結構使っていましたか?

T:

正直僕の場合はサークルの話とかをメインで使っていたので、あんまり使っていなかったですね…。

な:

そうだったんですね!

Mさんの留学の学チカも教えていただいてもいいですか?

M:

実は僕は部活、長期インターンの話をしていたので、学チカで留学の話は一切していないんですよね…。

な:あ、そうだったんですね。お2人ともあんまり使っていないのかなって感じたんですけど、正直留学の話って学チカは使いにくいですか??

M:

個人的には使いにくかったです。

というのも、基本的に学チカは「目標」「目標に対するプロセス」「動機」の3つが大事のですが、この内、目標の部分を設定しづらかったんですよね。

僕の場合は、勉強や異文化交流みたいな部分をメインとして留学に行ったので、そこまで強い目標をもって何かを行ったというのがなかったです。面接の中の短い時間で、留学でのエピソードをうまく伝える自信もなかったので、他のエピソードを使うようにしていました。

な:

そうだったんですね。Tさんはどうですか?

T:

一般論としては、あまり留学だからどうということはないと思いますよ。結局、就活で聞かれるのって自分が学生時代に成し遂げたこと(※授業は除く)であって、それを日本でやるか、外国でやるかの違いでしかないですし。

ただ、僕の場合は留学先で授業にコミットしてばかりだったので、学チカにしづらかったんですよね。Mさんの話で言うと、勉強の話って目標を持たず動いていることが多いのと、目標達成へのプロセスも一様になりやすいんですよ。

な:

受験の話もそうですけど、勉強の話って面接官受けしにくいですもんね。Tさんの周りの留学していた人で、学チカとして留学の話をしている方はいましたか?

T:

いたと思いますよ。ただ、全体的には、仮に何か行動しようとしても言語・人脈の壁があるしで、日本ほど成果を上げるのは難しそうだった気がしますね。

な:

ありがとうございます!逆に留学の話をESに書く強みってありますか?

M:

基本的には他の学チカと変わらないという大前提ですけど、相対的に留学に行こうとする「行動力」、日本人以外との「折衝力」、「協調性」、どこに行っても活躍してくれそうなイメージを持ってくれるんじゃないですかね…。

T:

僕も同意見ですね。付け加えると、何をするにしても、言語/文化的に自分がマイノリティであるという障壁があるので、日本で同じことをするのよりも高く評価してもらえる可能性はあると思います。

な:

詳しくありがとうございます。ただ、「留学の話を学チカでもしたい!」という1,2年生の方も結構いらっしゃると思っていて。もしMさんが留学の話をESに書こうってなったら、どうしますか…?

M:

そうですね、とりあえず留学に行く動機は明確にすると思います。あと、勉強をするだけではなくて、クラブ活動やボランティアなど目標のある活動をするかと思いますね。あとは日本と同じで、目標達成に向けて、自分で色々と工夫をしながら頑張るのが大事だと思いますよ。

✎留学学チカのPoint

・基本的に学チカは留学先のものと日本とで変わらない。

・学チカにするなら、勉強以外の活動を頑張るべし。

・留学のESで高評価を狙う場合、日本以上に行動力と実行力が必要。



~面接・その他就活編~


な:

Mさんが留学の話を面接でしていたって聞いたんですけど…。

M:

僕の場合は学チカとしては留学の話をしていなかったので、つかみの話として使っていました。

な:

そうなんですね。掴みとしてはどんな話をされていたんですか?

M:

友達作りの話をしていましたね。

留学先では、普段は行かないクラブに行かないと友達ができなかったんですよ。で、クラブに行ったんですけど、「どうしたらいいかわからない。けど、友達は作りたい」ってなりまして、自分が唯一踊れるソーラン節を踊ったら友達ができたっていう話をしていました笑

な:

ソーラン節笑笑。この話って、面接官の反応はどうでしたか?

M:

ちゃんと受けましたよ笑。でもそれで評価されていたかというと微妙で、あくまで小話っていう感じですね。

な:

そうだったんですね!ちなみに留学の話って面接でよく聞かれましたか?

M:

そうですね~。割と聞かれましたね。

特に「どうして留学に行きたいと思ったのか」「何を勉強したのか」「どういう困難があったのか」「その経験を将来どう生かしたいか」あたりはよく聞かれました。

な:

ありがとうございます!

最後に留学×就活でよくボスキャリって聞くんですけど、それ以外に留学することによって就活に恩恵ってありましたか?

M:

先ほどもお話しした通りなんですけど、僕は直接的なメリットはありませんでしたね。でも、海外に出ることで、より多様なバックグラウンドを持った人と働きたいという思いは強くなりましたね!

な:

たしかに!価値観には絶対いい影響がありそうですよね。Tさんはなにか恩恵は感じましたか?

T:

やっぱり価値観の部分は影響ありましたね。他のところで言うと、英語力があると思ってもらえるので、英語力を重視する企業だと高く評価されていたかと思います。あとは留学に行くことで留年するなら、前まで同級生だった友人から密に情報をもらえるし、1年下の学生と戦うことになるっていうのもかなりメリットだと思います!笑

な:

同級生からの情報は盲点でした笑

お2人とも色々生の声を話していただいてありがとうございました!貴重な話を聞けて、楽しかったです!!



✎留学面接のPoint


・面接時の話のネタになるかも。

・英語力を重視する企業への評価はかなりいい

・就活の時の情報戦で有利になるかも!

読んでいただきありがとうございました!僕自身もインタビューをしながら、知らないことがたくさんあり、楽しかったです。


今回は就活に絞って話を聞きましたが、

「コロナ禍の留学って正直どうなの?」

「英語圏に行くのにGPAってどれくらい必要?」

「現地でどんな生活をするんだろう?」

など聞き足りないこともまだまだあると思います。


そこで、もっと様々な、生の留学の話を聞けるように、

エンカレαでは10月31日(日)に「留学実況実行中継」というイベントをご用意しました!


このイベントでは今夏から留学している一橋生のメンターからコロナ禍留学生の、生の声を聴くことができます。上に書いたような疑問点はもちろん、それ以外の話についても登壇者メンターがNGなしでお答えします!


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