長期インターン体験談 Vol.5「webマーケティング」
- エンカレα
- 2021年3月11日
- 読了時間: 7分
更新日:2021年3月26日
Q.インターン先はどのような会社ですか?
ウェブ解析・WEBマーケティングを行っているITベンチャーです。
どれぐらい小さいかというと、入った当初は社員が5名・インターンが3名ぐらいでした。
事業の具体的な話をすると、販路拡大のためにサイトを新設した企業さんに対して、直感的に使用できるウェブ解析のツールを提供し、またサイトへのアクセスを上げるために、SEO対策をした記事を制作するコンテンツマーケティングを行っていました。
Q.その会社でどんな業務をしていましたか?
私が担当していた業務は、コンテンツの企画制作業務・ディレクション業務です。
コンテンツ企画業務は、相手の企業がやっていることを理解し、その企業の顧客のペルソナに合わせて、サイトに公開したら多くの人が読んでくれそうな記事を、キーワードを狙って企画を作る、という流れです。お客さんも事業が幅広く、知識が全くない中で、相手の業務理解をする必要があったのは今振り返っても大変だったなあと思います。ハウスメーカーとか、飲食店の内装設計業者さんとか、ナットなどの金属部品製作所、ブライダルリングのブランドとか(笑) 月に100本弱企画を作ることもありました。
ディレクション業務は、企画に留まらず、多岐にわたるお客さんに平均月10本記事納品までをそれぞれ行うので、ライターさんとのやり取りなど納品管理までを行う業務です。
それ以外にも人が少なかったこともあり、ライターさんの採用やインターンの採用、インターンのマネジメント、営業への同席、担当者様に進捗報告を行う週次電話MTGなど色々やっていました。
Q.インターンを始めようと思ったきっかけは何ですか?
3年で留学しようと思っていたからです。4年卒業かつ留学を考えたときに、就活が戻ってきた後になる。そこで遅れるんだったら、「今からできることやっておけば良いんじゃない?」「長期インターンって強そうじゃない?」と思っていました。
思い返せば、”インターン”という就活用語っぽい言葉に引っ張られた感も否めません。
Q.どのようにしてインターン先を見つけましたか?
wantedlyやinfrA, jeek,01インターンなどを見ていました。jeekは、ベンチャーがメインのインターンサイトで、対面で会って向いている企業をお勧めしてくれるという文句につられ、担当者の人と会って話して、お勧めしてもらったところをいろいろ見て決めた感じです。
インターン採用をやっていた身としては、wantedlyをお勧めします。一番母数が多いと思う。
法学部とは一番縁遠そうなゴリゴリのマーケティングを体験したい、末端の実務的なことをやっていて裁量が大きそうないろいろやれるところに行きたいという想いで、インターン先は決めました。
Q.参加時期と出勤頻度は?
参加時期:大学2年夏~3年11月
出勤頻度:週2-3回、リモート可能だったので、週20-30時間
Q.インターンと大学生活の両立はできてましたか?
私はサークルに入っていなかったので、勉強の話をすると参加は出来るようにスケジュールを組んでいました。どうせ4年で時間空くしバイトばっかしてもなあと思っていて、3年決めしようという意識がなかったため、授業をゆるめにとっていたというのもありますが。
Q.インターンを通じて学んだこと、成長できたことはありますか?
〇 納期意識などのビジネススキル・思考
関わる人たちがライターさん、クライアントなど多くいた中で、期限を意識しながら、誰にどれをやってもらうかということを常に意識して動かなければいけなかったことは、ビジネスの世界を実感している気がして、普通のバイトでは身につかなかったと思います。あとはタイピングも身につきました。
〇主体性
これは周りにいた人たちにも原因がありますね。ゴリゴリの行動力を持つ人たちの中で揉まれたことは、いい経験になりました。
〇苦手なこと, 自分が仕事でやりたいことが分かった
これは特殊かもしれませんが、いろんなことをやっていく中で、自分ってこれ苦手だなとか分かったことは就活を追えた時に振り返って一番大きいです。単純に働くという行為をするうえで、自分がこういうことにはこだわりたいなと思う、いわゆる「就活の軸」が色々な業務を経験する上で分かった気がします。詳しくは後述します。
Q.長期インターンをするにあたって気をつけておくべきことは?
選ぶ段階で、自分がインターンに求めているものを実現できる環境を選ぶことだと思います。インターンとアルバイトはある種紙一重だと思っていて、その差は自分から主体的に動くことができるか、のような気がします。
たとえば、普段のサークルだったらもっとこうしたらいいのにと思うことをスルーしてしまうけれど、インターンはもうちょっと自分の意見を発信してみるとか。そういう少しの意識の差が、結局続ける意味にも繋がるし、経験を積むうえでもプラスになると思います。だからこそ、自分がやりたいな、経験してみたいなと思うことができるかどうかをきちんと確かめる。
とはいえ、最初分からないと思うので違うなと思ったら、続けようとせず、新しいインターン先を探してみる。やりたいことが変わったら、新しく探してみる。まあやり始めは、ふらっとやってみるぐらいで良いと思います。だってみんなバイトはそうやって探すでしょ?そんなもんです。
Q.就活にはどう役に立ちましたか?
〇ガクチカのネタになった
そのままですね。頑張ったと心から言い切れる内容だったので、やってよかったです。
エピソードのユニークさを押し出す、という観点でも良かったと思います。大体学生の時に頑張ったことって、「塾講師のアルバイト」とか「サークルで人をまとめて…」とかに寄ってくるんですよね。周りがそのようなエピソードを喋る中で、長期インターンという一種のビジネスの土俵の上で頑張れたことを喋るのは、長期インターンといってもその話題を喋る人皆が同じような話題を喋るわけではないので、差別化できてよかったです。
〇自分がやりたい/やりたくない仕事を考える機会になった
色々業務をやらせてもらう中で、将来じゃあ自分はどんな職につきたいんだろう…?と考えることが就活に近くなればなるほど多かった気がします。やりたい仕事もあればやりたくない仕事もあるわけで、その差ってなんだろう?とか、自分なんでこの業務はこんなモチベ高いんだろう…?とか。はたまた、自分が得意なポジショニングとか全てをひっくるめて、思考出来る時間が多かったのは、就活にとってプラスでした。
どれぐらいプラスだったかを説明すると、下記の通りです。法学部に入学した時点で悩むまでもないだろって思われると思うんですけど、一回検証できたことはすごい大きかったです。
一橋大学法学部に入学する
↓
マーケティングやっといたほうが良いんじゃない?
ITベンチャーで長期インターン始める
↓
やっぱゴリゴリにビジネスやるより、政策系に携わりたい
↓
社会を俯瞰して見れるシンクタンクとかいいかも…
でも少人数のところの方が落ち着いて仕事できるな。。
↓
内定先は小さめのシンクタンク 👈今ここ
Q.長期インターンに興味を持っている人にむけて!
これまでの設問で若干話してきた気もしますが、まあアルバイトとそんなに変わらないので、バイト探しぐらいの感覚で始めて見れば良いと思います。その上で、普段できないようなチャレンジを少ししてみる。例えば、さっきも書いたけど、今まであまり自分の意見を言わず与えられるままやってきたけど、長期インターン先では少し自分の意見を言ってみるとか。
せっかく興味持ってるんだったらどうせなら新しいことやってみたくない?と私は思うので、まず気になっている長期インターンを始めることがその第一歩じゃないかなと思います。きっと一橋以外の学生と会うことも増えて、良い刺激になると思う。
因みに、長期インターン先の企業の大きさとかはあまり関係がないと私は思っています(就職したい会社のインターンとかではない限り)ので、いろいろなことをやれる環境が良い人は、裁量の大きい少人数の企業とかお勧めします!
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