ガクチカってなんだ!?
- エンカレα
- 2021年12月10日
- 読了時間: 5分
こんにちは。最近急に冷えだしましたね。
末端冷え性が加速し、カイロを買い溜めようか悩んでいるうちぃです。
今回は皆さんに就活するときに必須になる「がくちか」に関するお話をお届けします!是非最後まで読んでいってね!
目次
What’ s「ガクチカ」??
皆さんは、3・4年生の先輩が「ガクチカ」と口にしているのを聞いたことをありますか?
「ガクチカ」とは、「学生時代に最も力を入れたこと」の略で、自分自身の長所を述べる「自己PR」、その会社に入りたい理由を示す「志望動機」と並んで、就職活動において必ずと言っていいほどよく聞かれるテッパンの質問の1つです。
今、仮に「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」と聞かれたら、皆さんの頭に浮かぶものは何でしょうか?
「ガクチカ」にはこれといった正解があるわけではありません。もちろん部活動、サークル、アルバイトに力を入れたという人もいれば、長期インターンや留学、ゼミ活動や学生団体に注力した人もいると思います。僕の知っている人の中には日本縦断の自転車旅や農業、昆虫採集に力を入れていると実際に就活で話した人もいました!
では、なんで世の中の企業は採用のために「ガクチカ」を聞くのでしょうか。
「ガクチカ」を聞くことで何が判るのでしょうか。
一緒に「ガクチカ」についてひもといていきましょう!
「ガクチカ」が大切なのは少子化のせい!?
「ガクチカ」がなんで大切なのか、その答えを遡った先にあるのは「少子高齢化」や「不景気」といった現代の社会問題です。
いやいやいやいや、飛躍しすぎてわからん、という声が聞こえてきますね。今からちゃんと説明するので安心してください。
皆さんのお父さん、お母さんはかろうじてバブル世代でしょうか。僕の父は就活が丁度バブル期にあたった世代でした。父曰く、その時期は「説明会を受ければ内定が貰えた」そうです。多少誇張している部分はあると思いますが、1980年代後半は圧倒的な売り手市場でした。1学年あたりの人数は現在の1.4倍、しかしそれ以上に好景気で「とにかく人が欲しい」企業が多かったのです。
しかし、現在はどうでしょう。大学の数はあまり変わらないまま子供の数は減少、一人当たりの教育への投資額が大きくなることで受験戦争はかえって激しくなり、景気もリーマンショック以降なかなか日の目を見ないまま、コロナで打撃を受けています。企業としては「できるだけ採用人数は抑えたいし、取ったからには辞めずに会社のために活躍してほしい」というスタンスに変わってきているのです。
「学生を採用するからには辞めずに活躍してほしい」企業にとって大事なものとは何でしょうか?それは「会社の雰囲気とマッチしているか」「本当に業務遂行能力はあるか」といった、学生のスペックや経歴の奥底にある見えづらい行動特性やモチベーションの源泉の部分です。

心理学の用語でこれらはコンピテンシーと呼ばれています。近年の企業の選考は、社員が学生に質問をしながらこのコンピテンシーを探っていき、入社してからの再現性を見極めるコンピテンシー面接が主流となっています。
このコンピテンシーを測る入り口として、自身が最も力を入れた事柄である「ガクチカ」はとても重要なものなのです。前項で挙げた例は、学生時代といいつつも大学時代のエピソードがほとんどでしたが、これにも理由があります。皆さんも身をもって知るところだとは思いますが、大学生は高校までと比較して時間面・金銭面において格段に制約が無くなります。学校に拘束される時間も短く、自分のペースに合せてアルバイトでお金を稼ぐこともできます。時間的余裕と経済的余裕を何に使うかというところに人間の行動特性は最もあらわれやすいのです。
カンボジアに学校を立てる必要は無い
皆さんは、朝井リョウさん原作の、映画『何者』をご存知ですか?就活へのアイロニー満載な作品なので、皆さんも時間があったら是非見てみてください。『何者』の中では、意識高い系の登場人物が「ガクチカ」を面接官に語るシーンがあります。その中身は、「カンボジアに学校を建てるプロジェクトに参加した」というもの。
真偽はさておき、このエピソードは圧倒的な第一印象を与えることができること間違いありません。僕が就活でであった人の中には、ビジネスプランコンテストの全国優勝やゴルフのプロを目指しての長期留学、クラウドファンディングで500万円の集金などといった圧倒的な成果を伴う「ガクチカ」を持っている人がいました。
では、突拍子もないことや傑出した成果を求めて大学生活を送るべきなのでしょうか。個人的な意見ですが、僕はそうは思いません。これまでも述べてきたように、社会に出るにあたって重視されるのはコンピテンシー、行動特性やモチベーションです。打算的な行動をするよりも、多少わがままでも自分が心から熱中できることをして日々を送る方が、結果としてミスマッチの無い将来の選択に繋がると考えています。
コロナ禍での変化&これからどうすればいい?
ここまで話してきた話は、4年生である僕が去年就活をした時の話です。最近3年生と面談をすると、「コロナ禍で話せるエピソードが無い」「質問されても答えられない」という悩みをよく耳にします。入学する前から既にコロナが流行していた1・2年生の皆さんは更に深刻な悩みを抱えていると思います。「ガクチカ」にとどまらず、大学生活全体について「思っていた以上にうまくいかない」「熱中できることが見つけられない」という壁に直面するかもしれません。
そんな時に大切にしてもらいたいのが、「選択肢を知る」ということです。エンカレαでは、部活動から長期インターン、ゼミ活動から農業まで、様々なことに力を入れてきた先輩たちと面談をすることができます。是非僕たちに皆さんの大学生活を応援させてください!
面談はこちら
まとめ
「ガクチカ」とは学生時代に最も力を入れたこと
現代のご時勢から、就活ではコンピテンシーを測るために重要視されている
大きいことではなく、自分の熱中できることを
もしも壁にあたったら先輩に聞いて選択肢を知ろう!
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