vol.2 高岸晃大
- エンカレα
- 2021年3月11日
- 読了時間: 6分
周りがどうする、っていうより
自分がそれに対してどう思うか、ってことだと思う。
結局動くのは自分。
2020.08.17 文責:佐藤みき
一橋祭委員から、現在encourageで誰よりも
どっぷり働いている彼だからこそ、
一橋生の傾向が見える。
さて、彼の言う「よくいるタイプ」
とは何なのでしょうか…?
まずは自己紹介をお願いします。
ーー社会学部の石居ゼミっていう日本近代史を専攻してます。3年の12月まで一橋祭委員をやってました。バイトは1年の頃から個別指導塾でやってます。
近代日本史って珍しいですよね…!なんでそのゼミにしたんですか?
ーー高校時代から日本史が好きだったんだよね。大学でも日本史の授業を取ってみようと思って、2年生の時に取ったゼミの先生の授業が面白かったから、そのままこのゼミに、って感じです。
なるほど!ちなみに、一橋祭委員をやった理由を聞いても良いですか?
ーー体育会系はないかな、と思ってて、そういうのは高校までで良いかなと。で、先輩の勧誘で一橋祭に行ってみたら、先輩が親身でフランクな感じが良いなって思った。
実際にやってみてどうでしたか?
ーー得るものは多かった。エクセルとかの基本的な使い方を学べました。
ーー他には、話し合いの仕方とか?企画書とか詰めるのが厳しくて、ターゲットとかも細かく設定しないといけないから、そういった思考法が得られた、ってのもある。
今当時に戻ったら何をしたいですか?
ーー実行委員ベースの生活は変わらない。でも、エンカレで長期インターンをやっている人を見ると、そういうのをやってみてもよかったなって思う。
ーー一橋祭運営委員は、閉鎖空間と言うか、人間関係が限られてる印象があって、それを考えると、一橋以外でもコミュニティがあれば、より多面的に考える力が身につけられたかな、って思う。
一橋祭運営委員では、多面的な視点は得られないってことですか?
ーーいろんな立場の人もいるから、そこ(委員内)でも全然、いろんな立場からの目線は得られたけど、一橋以外の第三者からの目線っていうのを得るっていうイメージで、他にも何かできたら良かったかな、って思う。
ーー実際に両立するには、時間をうまく作らないと厳しいけど、でも実際に長期インターンもやってる人はいたね。

一橋祭当日の高岸さん。目線が本気…!
また聞くことになっちゃうけど、ゼミ選択の理由を聞かせてください。
ーーゼミは先生の授業が面白くて、それと先生の人柄が良かったからかな。
それって何ていう授業ですか?
ーー「日本史総論」。今年の秋冬にも開講されるって言ってたよ。
ちなみに、就職先がIT業界ですが、それを選択した理由はなんですか?
ーーITは最後の方にみてて、元々はメーカーとか教育、人材を見ていたんだけど、なんとなく物足りなさを感じてた。で、10月くらいに一橋のOBに会って、「ITとか見てみたら?」って言われて見たらハマって、最終的にはそこしか見てなかった。
「ハマって」とは具体的に?
真新しさ、ってとこかな。変化が大きいから飽きがこない。
長谷川さんの時も聞いちゃったけど、ITって文系でも大丈夫なの?
ーー採用とかできるし、エンジニア人材が圧倒的に足りてないから、会社が育成してくれる。慶應の文学部とか、同期にも文系はたくさんいるよ。
最後に、エンカレのメンターとして就活に際してメッセージをお願いします。
ーー留学やったほうがいいんじゃないか、とか、ガクチカ作らなきゃいけないのか、ってなる人多いけど、今やってる活動とかに集中したほうがいいんじゃないか、って思う。それができる人は、留学とか長期インターンでも学べるものが多いし、それができないと逆に、行って終わり、って感じになると思う。笑
「目の前のこと」が分からない人って、どうしたらいいですかね?笑
ーーそういうこと(留学とかインターン等)をしてる色んな人と話してみるといいと思う。自分も実際、あまり団体に染まってない人と話して得るものも多かったし。色んな人と話すと見えてくるものがあると思います。

くににゃん(国立市のゆるキャラ)とのオフショット!
では1・2年生に対してメッセージをお願いします。
ーーん〜。思うのは、0→1は結構いるんだよね。でも、1→10ができる人ってなかなかいないな、って。よくいるのは、0を1にするか、1を0にするか、みたいな。笑
ーー自分は1を10にするように努めてて、企画があった時に、その課題が何で、どうしたらその課題を解決できるかを一緒に考えるようにしたりとか。それで現実的な案とかを出すのが大事で。
ーーみんなって、新しいものを生み出さなきゃ、ってなりがちだけど、今一番賞賛されるのはそこなのかなって。
ーーそれと、信頼も大事だなってすごい思ってて。何をするにも、その人の能力は大事だけど、依頼した時にその面倒臭いことをやってもらえるのか、ってのは最終的には信頼で、その人の人望かなって。
信頼ってどうやったらつくと思いますか?
ーー当たり前のことだけど、普段から頼まれたものはやる。相手のためってのももちろんあるけど、自分がもし頼む側になった時にちゃんとやってくれるよね。目の前のことはちゃんとやったほうがいいっていうか。
でもやりたいことが見つからないんですよね。
ーー自分も、「あるからやる」ってのもあるかも。
ーーほかの人が忙しそうだから、手が空いてる自分がやってみる、っていうか。で、やって見たら難しいけど楽しい、って感じで。例えばエクセルを作る時に、最初はうまい奴に頼もうかなって思ったけど、結局頼みにくい状況だったから自分でやってみたら、できた時に達成感があったっていうか。
ーーやりたいことがあるからやる、っていうより、色々やってその中から見つける、っていう方もあるのかなって思う。
中には、世界を広げることに抵抗がある人っていますよね。そういう人はどうしたらいいと思いますか?
ーー変化が怖いんだろうなってのはあるよね。
ーー今あるものが結構満足しちゃってて、これでいいや、ってなっちゃってるから行かないんだろうなってのはある。
ーー周りがどうする、っていうより、自分がそれに対してどう思うか、っていうとこなんだと思う。そのままでも一応就活とかでもうまくいっちゃうこと多いしね。
ーー総じて言うと、結局動くのは自分なんだろうなってことかな。
ーー我々(エンカレ)はきっかけの提供しかできない。きっかけの提供としては良いサービスを提供するとか、できるだけ役に立つことをしなければいけない、ってことはあるけど、我々が最後までやるのは現実的に無理だから。笑最後は結局自分。
ーー周りがやってくれなかったから、っていう周囲に対する不満とかは違うかな、って。その辺の区分はちゃんとしておいたほうがいいかな、って思う。
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